キリマンジャロのアホ

序章:日常に不足したもの

本編:キリマンジャロのアホ
後記:登頂したい人たちに
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2000.09.16
ナイロビ→タンザニア 

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タンザニアへの道のりは、一般のバスを利用する。
ケニアの人も、タンザニアの人も、我々のようなキリマンジャロ目的の人も、このバスを利用する。
荷物を屋根にのせて出発だ。
ナイロビの市内を抜けると、サバンナが広がる。
フクちゃんは、2度目のアフリカなので見慣れた風景なのだそうだ。
前回はサファリ、そして今回はサファリから見えた「山」に来たのだそうだ。
ドーネンは今回が初海外旅行!
神様は大声で怪しいタンザニア人と話をしている。
御隠居もどこかから声が聞こえる。
アリは、元気すぎるチームにちょっと心配そうだ。
私は、なんとか景色を写真に収めようと、時おり窓を開けるので、他の客から迷惑がられている。

バスには「自動扉」と書かれたドアが付き、そして日本のお守りがぶら下がっている。
日本の自動車学校や建設会社の償却済みの中古品が、ここでは活躍している。

ところで、ドーネンの腕にはSUUNTOのVECTORと言う高度計付きの時計が巻かれいる。実は私も、同じ物を出発前日に購入してきた。
しかし、ドーネンのSUUNTOはバッテリーマークが点滅している。
「おいおい、これバッテリーやばいんじゃない?」と言う私に、
「違うんです。だって3ヶ月も前から点滅していますから。」と答えるドーネン。
「・・・・」
今日も長い一日かな?