キリマンジャロのアホ


序章:日常に不足したもの

本編:キリマンジャロのアホ
後記:登頂したい人たちに    

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2000.09.16
ナイロビ 

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早朝に目がさめてしまった。
昨日まで、太陽の進む方向に飛んできたのだ。
なかなか進まない時計と、長い長い一日を続けてきた我々にとって、夕食のビールは強力なハルシオンの効果をもたらした。

昨日は、ナイロビの渋滞の中をNew Stanley Hotelまでやってきた。
ナイロビはひどく治安が悪く、外国人とわかる人種は昼間でもほとんど外を歩いていない。
都会に何が目的があるわけでもないので、ドーネンとフクちゃんと私の3人でスーパーでビールと激辛チップスを買った以外は、どこにも出歩かなかった。

朝早く目覚めることは、今後の日程にとって悪いことではない。
OUT DOORでは明るくなったら目覚め、暗くなったら寝るのが基本だ。
もともと、日本で生活していると昼まで眠いのが常の私が、無理に時差を調整する必要はない。