キリマンジャロのアホ


序章:日常に不足したもの

本編:キリマンジャロのアホ
後記:登頂したい人たちに    

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2000.09.19
キボ・ハット 地獄の高度順応3 静寂

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ハットに戻り、シュラフに入る。
昨日のようなフリージングを警戒して、最初からカイロを背中に貼り付けている。
新陳代謝を活性化させるために、大量に飲んだ紅茶の影響で、幾度かトイレに起きることになるが、それも必要な仕事と考えるしかない。
心拍数は、100回/分を超えている。
120回/分を上限値に設定した場合、絶望的な状況だ。
深呼吸を1時間ほど続けると、泥沼のような睡魔が襲ってきた。
そういえば、今日の運動量はかなりのものなのだろう。
3時間ほど、魂に静寂を与える事にしよう。