キリマンジャロのアホ |
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2000.09.20 高山病 |
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高山病は、それぞれの弱点を刺激するようだ。 私は、前日の睡眠不足がたたり、ともかく眠たい。 神様は、前日の飲酒がたたり、酔っ払ったような症状だ。 節制を続けていたご隠居も、さすがに息苦しいようだ。 ドーネンだけは、ここまで大きな問題はないそうだ。 当然、みんな呼吸法を採っている。 この日、一番深刻な症状が出たのは、意外なことにヒマラヤ経験者の神様だった。 本人は、「大丈夫。大丈夫。」と言うのだが、足元がふらついているようだ。 フクちゃんと行動していたトーマスが、アリとフクちゃんの下山開始を確認して我々のところまで、追いついてきた。 フクちゃんも、彼女の目標であるギルマンズを達成できたらしい。 AM 9:00 ギルマンズまで戻り、給水を採る。 トーマスが神様に向かって、「水筒はないのか?」と聞いているが、神様は「水はないがウイスキーならあるぞ」と赤い水筒を取り出すので、「ウイスキー・マン、ウイスキーは下山してから飲め」とたしなめられる。 実は私も、神様がウイスキーを持ってくることを予想して、ビーフジャーキーを持ってきていたのだが・・・ ところで、神様のウイスキーは「サントリー・角」である。 こんなに苦労してウイスキーを持ってくるのだから、もう少し高いのを選んでもよさそうなのだが、そんなところに気負いがないのが神様らしくていい。 AM 9:10 ガイド2名が神様の両腕を抱えてギルマンズを出発だ。
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