キリマンジャロのアホ


序章:日常に不足したもの

本編:キリマンジャロのアホ
後記:登頂したい人たちに    

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2000.09.19
ホロンボハット→キボハット(戦いの始まり)

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警告!
ここから先は、ハイキングではない。

スタートから、フリースにヤッケが必要な状況だ。
厚手のグローブと毛糸の帽子を装備する。
今日は、許される限りゆっくりと行動することに決めている。
私のゴールはウフル・ピークと決めている。
そのため、キボ・ハット(4,703M)と言う通過点で全ての体力を消耗することはできない。
「今日の到着時刻は問題ではない」と自分自身に確認をいれてから歩き始める。

スタートと同時に少々きつい斜面が続く。
昨日、高度順応の為に登った地点を少し越えると視界が広がる。
キボ峰の姿が大きく広がる。
緩やかなUP-DOWNが続く。
緩やかな斜面ではあるが、希薄な酸素の中ではゆっくりとしか行動できない。
「有酸素運動の領域で行動していれば、急激な高山病になることはない」と、言うのが私の希望的論理だ。
私の有酸素運動の上限の心拍数は、約145回/分と推測している。
高山病になることを覚悟して、最後の力を振り絞るのはまだ早い。
今日の行動は、いかなることがあっても、心拍数を上げないことに注力する。
余裕をみて120回/分以内に収めることができれば、大きな問題は起こらないと推測した。

参考:
昨夜の就寝時の心拍数は、約80回/分。
今朝の心拍数は、約65回/分。(3,700Mに順応しつつある状況と思われる)
有酸素運動域は、年齢だけではなく個人の体力に大きく左右されます。

注意:
私は、山の素人。
上記の論理は、文献からの推測にすぎません。


キボ峰がその巨大さを明らかにし始める

Jumbo!JAMBO!