キリマンジャロのアホ


序章:日常に不足したもの

本編:キリマンジャロのアホ
後記:登頂したい人たちに    

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40
2000.09.20
逃げ足は速い

戻る 進む  メニュー

40分ほど岩場を降りると、後は富士山の下山道のような道が続く。
「江戸屋をすぎたら、スバルライン」などと、考える必要もない。
両腕を抱えられた神様は驚くほどのスピードで降りてゆく。
ドーネンも、全身の筋肉を利用して力強く降りてゆく。
少し遅れて、御隠居と私が続く。
キボ・ハットについたのはAM 10:45だ。
皆、逃げ足は速い。

キボ・ハットではフクちゃんがシュラフに入っていた。
私も、1時間くらい眠りたいところだったが、「この高度は危険だ。一刻も早く下山すべきだ。」との御隠居の意見に従い、AM 11:30昼食後すぐに下山を開始した。