与論島
炎天下の海上をひたすら漕ぎ続ける。
日差しが日焼け止めを無視するように肌を刺す。
事前に炭水化物を多めに摂取しないと、体が動かなくなる事を知る。
急激な給水も内臓に負担をかけることになる。
うねりの中で休憩をとる場合は、目線を下げてはいけない。
これからの旅に必要な情報を体で習得しながら、28kmをひたすら進む。
この時期に吹く南風(カーチベー)はほのかに私たちの背中を押してくれる。
5時間かけてやっとのことで漕ぎ終えた私たちの不安は、
翌日の50km近い行程に関するものだ。
明日は、今日の1.5倍以上の距離を漕ぐ。
この旅が予想を遥かに超える過酷な物だと、誰もが気づいた。
到着時刻は午後2時 大金久海岸でキャンプだ。
ライターの斎藤潤氏 |
ZAKI |
K2はほとんどが新艇 |
朝焼けが・・ |
・・うつ・・ |
・・くし・・ |
・・い! |
長い一日が始まる |