序章：日常に不足したもの
本編：キリマンジャロのアホ
後記：登頂したい人たちに

ここの所、風邪が治らない。
右の耳が痛い。薬を飲むので胃も痛い。
これが原因なのか、はたまた昨晩金子と騒ぎすぎたのが原因なのかは別として、ともかく熱がある。
旅の前にはいつも　仕事が過密になる->体力の限界に来る->ぶっ倒れる　が方程式のようになっている。
以前、沖縄の那覇から慶良間を目指してシーカヤックを漕ぎ出した時もそうだ。
「チービシ」と言うらしい無人島で、解熱剤を2人前ほど飲んでテントの中でぶっ倒れていると、真夜中になって外で仲間の声がする。
何でも、海亀が産卵に上がってきたらしいのだ。
しかし、薬でラリッていた私は「亀くらいどこにでもいるだろ！」とそのまま寝入ってしまい、貴重な体験をする事ができなかった。
今回は、体力勝負なのだろうからどうすればいいのやら。
ともかく、今回は自分自身の目標がある以上、道すがら治すしかないのだろう。