青いREBECCA

05.11.02 謎が解けた夜
以前から疑問に思っていたこと。
REBECCAの正体のことだ。
YAMAHAのエンブレムが貼られた船体。
22フィートと記載された船検証。
しかし、誰に聞いても「Y-22は存在しない。21か23では?」と言われるのだ。
古くからのヨットマンにも知られていない船体。これはいったい・・・?


昨夜、いつものBar ARGOでバーボンを飲んでいると、たまたま居合わせたお客の一人が、ヨット雑誌「KAZI」の元編集者だった。
ヨットの船体に異常に詳しい彼は、簡単に言ってのけた。
「それは、Columbia 22 だ」と。
ヤマハは一時期、コロンビアの設計により生産もしくは販売をしていたらしい。
携帯に保存していたのREBECCAの写真を見せると、「やっぱり、Columbia 22 だ」と、何の疑問も無く答えてくれた。

そのヒントのおかげで、Webを検索して古い資料を見つけることができた。
Columbia 22 Specifications


なるほど、すべての特徴が一致する。
Columbia 22 は、1966年〜1972年の間に1541艇が生産されたらしい。
そうなると、この年代物の艇に最後の冒険を味あわせてやりたい。
そんな衝動に駆られてしまう。


バーボンをかたむけながら、謎の解けた夜。
飲んでいたバーボンは、もちろん「REBECCA」だ。