--  比嘉ハーリー大会  --

2006.06.18

連日のように沖縄のニュースが流れる。
今年の沖縄の梅雨は激しい雨が続き、那覇市内のマンションが倒壊寸前になっている。
大雨を覚悟しながら、久しぶりの沖縄に入る。
しかし、僕が見たのは夏空の沖縄だった。
今日は比嘉のハーリーの日。
いつもの浜比嘉島では、2つのハーリー大会がある。
1つはこの前の週に開催された「浜ハーリー」。
そして、この「比嘉ハーリー」というわけだ。
沖縄には何度も出向いてはいるものの、ハーリーに参加したことはない。
テレビで見るハーリーは、鍛え抜かれた男たちが、完璧な動作で行なうサバニのスプリントレース。
魂のこもった戦いに、素人はとても入り込む余地がないと思っていたからだ。
今回も、いよいよ近づいた帆かけサバニの練習の為に沖縄に渡ったはずだった。
「ハーリーにエントリーしておきましたよ。勝たなければいけないんです。」
カヤックセンターの仲村代表の突然のお誘いだった。

わがカヤックセンターチームの初戦は15レース目。
その間にチーム10名の参加者の確認や、漕ぎ位置の打合せをする。
10名のうちハーリー経験者は3名のみ。
内1名は、ショッカーの仮装で乗ったことがあるだけだ。
しかもこちらは男女混成チーム。
対戦相手は毎年参加している職場の同僚のチームらしい。

スタート!
「カヤッカーの意地を見せろよ!」と、爆漕ぎ開始!
相手チームの男たちを引き離す。
後半は、ちょっとばてたけど、まあいい感じじゃない?

でも、即席のチームが準々決勝に進めるほどハーリーの世界は甘くない。
相手チームに勝つだけでは準々決勝には進めないのだ。
準々決勝は、上位8チームのタイムで決定される。
いわば、1戦目は予選。
つまり、予選落ち? @。@
それも当然。上位チームの美しい漕ぎを見ていれば納得できます。
練習量も身体能力も(迫力も)違うのです。
さあ、サバニレースの肩慣らしは終わりだ。
僕らは、300mではなくて40kmの航海が待っている。

この日はアトラクションにニヌハ号も出場。
風の力で海を走るニヌハ号は、子供たちにも大人気だった。